日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

講演情報

公募シンポジウム講演

[S8] S8.機能コアの材料科学 V(2)

多くの先進材料において、材料内部に存在する点欠陥や粒界、界面、転位等の結晶欠陥が、機能発現の起源となっている。したがって、結晶欠陥を高度に制御し、その機能を最大限に引き出すことができれば、材料研究における大きなブレークスルーとなると期待できる。また、近年のナノ計測技術や理論計算における分解能や精度の著しい進歩により、結晶欠陥の電子・原子レベル構造とそこに局所する機能に関する新規な知見が次々と得られるようになってきた。この流れを受け、結晶欠陥の特異な機能と各種外場との相互作用に着目し、令和元年から新学術領域「機能コアの材料科学」が立ち上がっている。関連するシンポジウムである本「機能コアの材料科学 V」では、機能コアに関する最新の研究成果を議論し、今後の課題と方向性について意見交換する場としたい。

2024年9月19日(木) 09:00 〜 12:00 F会場 (全学教育推進機構講義B棟1階B118)

座長:石川 亮(東京大学)、丹羽 健(名古屋大学)

11:45 〜 12:00

[S8.23] 機械学習を用いた帯電した酸素空孔形成エネルギー予測

*澁井 千紗1、清原 慎2、熊谷 悠2 (1. 東北大工(院生)、2. 東北大金研)

キーワード:酸素空孔、機械学習、第一原理計算

結晶グラフ畳み込みニューラルネットワークを帯電した酸素空孔形成エネルギーの予測に適応し、その精度を評価した。その結果、2価に帯電した空孔の形成エネルギーは従来の手法と比較して16%精度が向上した。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン