日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

講演情報

公募シンポジウム講演

[S1] S1.特異反応場における時間/空間応答を利用した新奇材料構造創成VI

非平衡状態を利用したナノ・マイクロ組織を有する材料の開発や物性探索では、極限反応場や特殊環境下の非平衡励起状態、緩和過程に代表される時間変化を利用した*エキゾチックな*時間的・空間的応答の理解・制御が重要である。同趣旨にて開催した過去5回のシンポジウムでは2件の基調講演に加え、常に15件程度の一般講演があった。このように会員の興味が高いことを踏まえ、2024年秋期講演大会でも継続開催する。基調講演にて高エネルギー線照射利用による半導体デバイス開発や非平衡反応場を利用した複合アニオン系化合物の新規創製に関する実験成果を発表して頂き、特異反応場での時間/空間応答を利用したナノ・マイクロ組織形成過程をキーワードとする一般講演も交えて新規材料開発に向けた課題などを討論する。

2024年9月19日(木) 13:30 〜 16:45 J会場 (全学教育推進機構講義A棟2階A204)

座長:岩瀬 彰宏(大阪公立大学)、庭瀬 敬右(兵庫教育大学)

14:20 〜 14:35

[S1.13] 複合的組織をもつ合金における結晶粒の特徴の解析

*鈴木 茂1、丹野 健徳2、千葉 雅樹3、枦 修一郎4、石山 和志2、田中 俊一郎1 (1. 東北大マイクロ、2. 東北大通研、3. 東北大多元研、4. 東北学院大工)

キーワード:ミクロ組織、二相ステンレス鋼、結晶粒、EBSD

機能性合金等では力学的・磁気的特性とミクロ組織や残留応力との間の関係が重要であり、ここではその関係を明らかにするために、二相ステンレス鋼でのミクロ組織や残留応力に見られる特徴について調べた。

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