日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

講演情報

公募シンポジウム講演

[S6] S6.超温度場材料創成学II:Additive Manufacturingによる材料科学の新展開(2)

レーザーや電子ビームを用いた局所加熱により生じる溶融と凝固は、粉末床溶融結合(Powder Bed Fusion: PBF)法に代表される付加製造(Additive Manufacturing: AM)などにおける結晶成長や材料組織形成に重要な役割を果たしていることが注目されている。特に、107 K/m以上にもおよぶ極めて大きな温度勾配(超温度場)の発現は、冷却速度106 K/s以上の超急冷、成長速度1 m/s におよぶ高速結晶成長を可能にし、絶対安定性などの特異現象の発現を伴うことから、従来プロセスでは困難であった組織制御などによる新材料創成の基盤としての多様な可能性を有している。本シンポジウムでは、この可能性に注目した学術変革領域研究「超温度場材料創成学」の研究を中心に、AMで発現する特異現象の解明や、AMによる新材料創成など、広くAMによる材料科学の新展開に関する議論と討論を行う。

2024年9月19日(木) 12:55 〜 17:50 O会場 (全学教育推進機構講義A棟3階A301)

座長:森 真奈美(仙台高等専門学校)、趙 研(大阪大学)、戸田 佳明(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)

15:45 〜 16:05

[S6.32] 電子ビーム積層造形を用いて作製したTi−6Al−4V合金の組織と力学特性に及ぼす造形条件の影響

*山中 謙太1、森 真奈美2、小貫 祐介3、佐藤 成男4 (1. 東北大金研、2. 仙台高専、3. 東京電機大、4. 茨城大)

キーワード:Additive Manufacturing、電子ビーム積層造形、チタン合金、組織、引張特性、中性子回折

電子ビームの出力および走査速度を変化させて造形したTi−6Al−4V合金のAs-built組織および力学特性を調査し、造形条件の影響について検討した。

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