[LK6-3] 若手看護職が取組んだリーダーシップ教育研修Ⅰの評価と課題
~研修受講者と指導者のそれぞれの立場から~
2022年度から重点事業として若手看護職リーダーシップ教育の開発に取組み、2023年度には卒後2年目看護職の313名が「自部署の課題を解決しよう」とリーダーシップ教育研修に臨んだ。研修終了後のアンケート調査結果より、80.0%以上の研修受講者が「リーダーシップの基本的知識が理解できた」「指導者の支援を受けて自部署の課題に取組むことができた」に対し「そう思う」「ややそう思う」と回答した。また、「課題に取組み達成感があった」については69.0%であった。知識を得て、取組むが達成感がやや低いという課題が明らかになった。指導者は、「若手看護職のリーダーシップ能力開発のための研修の必要性が理解できた」「学んだ知識を実践に活かすよう支援した」に対し、80.0%以上が「そう思う」「ややそう思う」と回答した。自由記載では、「課題の選定、実施・評価方法についてフィードバックされる良い研修だ」、「日常業務と並行して行うには負担が大きい」等という意見があった。リーダーシップ育成の必要性を理解し支援に取組むが、指導者の負担が大きいという課題が明らかになった。