[SY4-5] つながりエンパワーで地域を元気に!
~住民主体のまちづくりと「まちの保健室」
名張市は三重県の西部に位置し、人口は約7万5千人で、急速な高齢化(高齢化率は約35%)が顕著となっている。市内15か所に設置された「まちの保健室」は、市直営1か所で運営する地域包括支援センターのブランチとして、地域の一番身近な相談窓口として機能している。1~3名の職員を配置し、職種は看護師、社会福祉士、介護福祉士など医療・福祉・介護の有資格者が様々な相談支援に対応している。また地域担当保健師とタッグを組み、健康づくり・介護予防の住民の担い手「まちじゅう元気‼リーダー」とともに、健康づくりや介護予防の活動を展開している。医療・福祉・介護・教育等の多分野、多世代をつなぐ地域の相談支援拠点であり、地域の情報が行き交う拠点としても機能している。地域づくり組織や民生委員・児童委員とも協働・連携しながら、見守り・支援ネットワークづくりにも取り組んでいる。本シンポジウムでは、名張市における包括的な支援連携体制のしくみや活動、成果について紹介する。