第55回(2024年度)日本看護学会学術集会

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シンポジウム

シンポジウム4 誰一人取り残さない「地域の健康づくり」において、看護が貢献できること

Sun. Sep 29, 2024 9:00 AM - 10:30 AM 第2会場 (シビックホール)

座長:田口 敦子

講師:田口 敦子・谷脇 直美・吉原 郁子・川上 智子・柴垣 維乃

[SY4-5] つながりエンパワーで地域を元気に!
~住民主体のまちづくりと「まちの保健室」

柴垣 維乃 (名張市福祉子ども部地域包括支援センターセンター長)

名張市は三重県の西部に位置し、人口は約7万5千人で、急速な高齢化(高齢化率は約35%)が顕著となっている。市内15か所に設置された「まちの保健室」は、市直営1か所で運営する地域包括支援センターのブランチとして、地域の一番身近な相談窓口として機能している。1~3名の職員を配置し、職種は看護師、社会福祉士、介護福祉士など医療・福祉・介護の有資格者が様々な相談支援に対応している。また地域担当保健師とタッグを組み、健康づくり・介護予防の住民の担い手「まちじゅう元気‼リーダー」とともに、健康づくりや介護予防の活動を展開している。医療・福祉・介護・教育等の多分野、多世代をつなぐ地域の相談支援拠点であり、地域の情報が行き交う拠点としても機能している。地域づくり組織や民生委員・児童委員とも協働・連携しながら、見守り・支援ネットワークづくりにも取り組んでいる。本シンポジウムでは、名張市における包括的な支援連携体制のしくみや活動、成果について紹介する。