[SY4-4] これからの職域・地域連携で必要なこと
少子高齢化に伴い、産業保健の現場でも、従業員本人の高年齢化や治療・介護と仕事の両立、IT活用による業務効率化やリモートワークなど多様な働き方に直面している現状があります。このような状況下で、いきいきと働き、人生100年時代に対応するために、生活習慣病やメンタルヘルス対策は、複雑化した働き方への対応を取りながら解決しなければならない問題です。人生100年時代に対応するためには、従業員が自律的に健康管理できることが重要になってきます。従業員は会社の一員ですが、職場を離れれば、地域の一員です。そのため、看護職が自律的健康管理の支援をするためには職域だけではなく、地域との連携が必要になります。そこで、職域・地域連携の活動事例を紹介し、職域・地域連携を行うためのキーワード「共有」「共同」「連続性」から看護職が実施できることを企業の立場からお話させていただきます。また、地域の健康づくりには、保健師・看護師以外のさまざまな関係者が関わる仕組みづくりが重要になります。この仕組みづくりに看護職がどのように貢献できるかについて意見交換し深めていきたいです。