[口演M-34-4] 看護師管理職の育成におけるコンピテンシーに基づく行動変容の指導面接を実施したことによる実態調査
Keywords:コンピテンシー、看護師管理職、行動変容、目標管理
【抄録】
【目的】コンピンテンシ―結果に基づいた指導面接を定期的に実施することで、目標立案したことに対する行動変容ができるか否か明らかにする。【方法】2021 年2 月時点での看護師管理職13 名に対し、看護師管理職のコンピテンシー調査票での調査を実施する。その後、各個人と調査結果に基づき、1 対1 の面接形式を取り、点数が低かった領域を中心に話し合う面接を実施し、12 か月後に再度、同じ調査票での調査を実施する。倫理的配慮として、本人が特定されず研究以外にデータが使用されない事、いつでも参加の撤回ができ不利益がない事を説明する。【結果】面接指導前の調査した13 名のコンピテンシー調査は、領域1の個人の特性(管理者として備えるべき特性)平均得点63.1、領域2思考力(ビジョンを描く力)平均得点58.6、領域3の企画実行力(企画し実行する力)平均得点53.3、領域4の影響力(人を巻き込む力)平均得点64.1、領域5のチーム運営力(チームをまとめ動かす力)平均得点は60.6 であった。また、新係長3 名のコンピテンシー調査の結果は、領域1の平均得点60、領域2の平均得点53.3、領域3の平均得点44、領域4の平均得点は60、領域5の平均得点は53.8 であった。その後、コンピンテンシ―調査に基づいた面接指導を継続したことにより、12か月後の再調査では、ほぼ全員の得点が向上し行動変容ができた。さらに部署目標の活動成果においても達成率が高い結果となった。【考察】新係長、係長どの対象者においても領域3 が特に低い傾向であった。このため、面接時に領域3と個人の低い領域部分について、日頃想定される場面を本人より語ってもらい、その上で面接している指導者が具体的な指導をおこなったことにより、対象者が苦手とする部分を自覚し、新たな目標設定ができたのではないかと考える。また、部署の専門性を活かし、人材育成に貢献する姿勢、意欲、迷いなど表出する機会となったとも考える。さらに、看護管理者として備えてもらいたい領域を個別に指導できること、各自の結果から、目指す行動はどのようなことをしなければならないか共通理解できたこと、個々が看護管理者として成長する過程が面接と組み合わせることで確認でき、可視化できたとも考える。
【目的】コンピンテンシ―結果に基づいた指導面接を定期的に実施することで、目標立案したことに対する行動変容ができるか否か明らかにする。【方法】2021 年2 月時点での看護師管理職13 名に対し、看護師管理職のコンピテンシー調査票での調査を実施する。その後、各個人と調査結果に基づき、1 対1 の面接形式を取り、点数が低かった領域を中心に話し合う面接を実施し、12 か月後に再度、同じ調査票での調査を実施する。倫理的配慮として、本人が特定されず研究以外にデータが使用されない事、いつでも参加の撤回ができ不利益がない事を説明する。【結果】面接指導前の調査した13 名のコンピテンシー調査は、領域1の個人の特性(管理者として備えるべき特性)平均得点63.1、領域2思考力(ビジョンを描く力)平均得点58.6、領域3の企画実行力(企画し実行する力)平均得点53.3、領域4の影響力(人を巻き込む力)平均得点64.1、領域5のチーム運営力(チームをまとめ動かす力)平均得点は60.6 であった。また、新係長3 名のコンピテンシー調査の結果は、領域1の平均得点60、領域2の平均得点53.3、領域3の平均得点44、領域4の平均得点は60、領域5の平均得点は53.8 であった。その後、コンピンテンシ―調査に基づいた面接指導を継続したことにより、12か月後の再調査では、ほぼ全員の得点が向上し行動変容ができた。さらに部署目標の活動成果においても達成率が高い結果となった。【考察】新係長、係長どの対象者においても領域3 が特に低い傾向であった。このため、面接時に領域3と個人の低い領域部分について、日頃想定される場面を本人より語ってもらい、その上で面接している指導者が具体的な指導をおこなったことにより、対象者が苦手とする部分を自覚し、新たな目標設定ができたのではないかと考える。また、部署の専門性を活かし、人材育成に貢献する姿勢、意欲、迷いなど表出する機会となったとも考える。さらに、看護管理者として備えてもらいたい領域を個別に指導できること、各自の結果から、目指す行動はどのようなことをしなければならないか共通理解できたこと、個々が看護管理者として成長する過程が面接と組み合わせることで確認でき、可視化できたとも考える。