第54回(2023年度)日本看護学会学術集会 大阪

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都道府県看護協会公募企画

都道府県看護協会公募企画5:大阪府 プラチナナースのセカンドキャリア支援 看護管理者の取り組み報告

Sat. Sep 30, 2023 10:30 AM - 11:30 AM 第5会場 (1009)

座長:桑鶴 由美子

講師:六波羅 英子・古山 とし・鞁田 佳代子

[LK5-1] プラチナナースのライフスタイルに合った働き方

六波羅 英子 (富田林病院看護部長)

【抄録】
 A 病院は、260 床の急性期ケアミックス型病院である。定年は60 歳で、現在6 名のプラチナナースが在籍している。定年を迎える看護師には、経験豊富な力を継続して発揮して貰いたいと考えている。しかし中には再雇用を躊躇する者もいる。そこで、相手の思いを知る必要があると考え、日本看護協会の【プラチナナース活躍促進サポートブック】「働き方の希望」チェックリストを用いて面接しマッチングを確認することとした。すると「今まで通りが良い」や「夜勤はせず他部署で働きたい」などニーズの違いがある事がわかった。年代的に自己の体力や介護問題に直面し、同じ働き方は困難な場合もある。そこで、総務課と相談し就労時間変更への対応を行った。始業を1 時間遅らせる事で介護との両立が可能となる等、ライフスタイルに合わせた働き方である。例えば、患者支援センターでは10 時始業でも業務可能であり入院予定者の情報聴取やカルテ入力を担うことで、病棟看護師のタスクシフトにも繋がる。長年働いてきた方が、どうすれば辞めずに働き続けることが出来るかという視点を大切に、今後もプラチナナースの活躍に繋げていきたい。

【参考文献】
プラチナナース活躍促進サポートブック: 公益社団法人日本看護協会出版,1,15,2022