第54回(2023年度)日本看護学会学術集会 大阪

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都道府県看護協会公募企画

都道府県看護協会公募企画5:大阪府 プラチナナースのセカンドキャリア支援 看護管理者の取り組み報告

Sat. Sep 30, 2023 10:30 AM - 11:30 AM 第5会場 (1009)

座長:桑鶴 由美子

講師:六波羅 英子・古山 とし・鞁田 佳代子

[LK5-2] 定年を迎えるプラチナナースが安心して働き続けられるための取り組み

古山 とし (大阪市立総合医療センター副院長兼看護部長)

【抄録】
 当センターは病床数1063 床の大規模総合病院で、看護職員数は令和5 年4 月時点で1,269 名で内再雇用職員は14 名在籍している。
 定年退職は60 歳で再雇用制度があり、60 歳となる年度に再雇用を希望する職員に対して11 月頃に再雇用選考の申し込みを募り、書類等の選考を経て、翌年の1 月頃に内定通知、3 月中旬に配属先が決定する。
 再雇用希望調査時に「定年後は今までと同じような働き方では体力的に不安がある」「どのような勤務場所があるのかわからない」という声が聴かれた。そこで定年退職後の活躍の場をイメージしやすく、安心して働き続けられるように、病棟、外来以外の勤務場所として、診療支援中央部門9 部署とその業務内容等の紹介冊子を作成し、再雇用選考申込前に配布している。プラチナナースが定年前と同じ職場で勤務する場合はもちろんのこと、部署や業務が異なる場合でもこれまで築いてきた人間関係や看護の知識や経験を活かすことで、安心して勤務を継続できるように希望と配属部署のマッチングをしている。プラチナナースの熟練した匠の技で後輩職員の手本となって活躍している。