シンポジウム3 AI・ICT 等を利活用した看護業務の効率化による働き方改革と看護の質向上

[SY3-3] 看護師の働き方を変える鍵

^○秋葉 洋司 (トヨタ記念病院TPS（Toyota Production System）・カイゼン推進グループグループ長)

【抄録】
　今回、カイゼンに対する職員の意識の変化について、トヨタで大切にしている手法を使いチャレンジしてきた事例を報告する。
　2018 年トヨタの最大の強みであるカイゼンを病院に浸透させるためＴＰＳ・カイゼン推進グループが院内に設置された。激務な医療現場、煩雑な病院環境の中で「一人でも多くの人の仕事を楽にする」を実現するためにカイゼン活動を推進。病院ReBORN という大きな変化点がある中、働く環境も大きく変わる。より良い職場づくりには何が必要なのかを職場に問い、実践の中からその鍵を見つけることでカイゼンマインドを向上させてきた。
　これまでのカイゼン活動の取組みと、新たな領域であるロボット搬送での看護師の意識、行動変化を事例と共に紹介する。
　変える事の抵抗を無くし「今あることがあたり前から今あることを変えて行こう」の意識へ。
　カイゼンすることが日常となり、そのマインドを持ち続けカイゼン活動を継続的にやり続けることができる病院へと成長してきている。