[KR8-1] 頻繁な昼夜遷移が生じない交代制勤務の目指すところと、シフトの考え方について
多くの看護現場では育児・介護等により夜勤制約のある職員の存在が当然となり、夜勤可能な職員に負担が偏って夜勤が一層過酷となり、さらに夜勤者の確保が困難になる悪循環に苦しむ。就業者の年齢が上昇し、少子化に伴い今後若い就業者の確保困難が予想される中、「年齢が上がっても子育てや介護をしながらでも無理なく続けられる夜勤」への転換が切実な課題である。
日本看護協会は「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2013 年)の「勤務編成の基準」で夜勤見直しの方向性を示すとともに、より負担の少ない夜勤のあり方について検討を重ねてきた。明らかになった「カギ」のひとつが「頻繁な昼夜遷移」すなわち昼勤・夜勤が頻繁に入替わる不規則な勤務がもたらす心身への負荷である。だが、「頻繁な昼夜遷移」の縮減や回避が負担軽減につながるとして、これを現実の交代制勤務に組込むには、従来の観念に捉われない大胆な発想と同時に現場に根差した丁寧な作業が欠かせない。今回はこれまでの検討の経緯をご報告するとともに、ご参加の皆様と「頻繁な昼夜遷移が生じない夜勤・交代制勤務」を掘り下げたい。
日本看護協会は「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2013 年)の「勤務編成の基準」で夜勤見直しの方向性を示すとともに、より負担の少ない夜勤のあり方について検討を重ねてきた。明らかになった「カギ」のひとつが「頻繁な昼夜遷移」すなわち昼勤・夜勤が頻繁に入替わる不規則な勤務がもたらす心身への負荷である。だが、「頻繁な昼夜遷移」の縮減や回避が負担軽減につながるとして、これを現実の交代制勤務に組込むには、従来の観念に捉われない大胆な発想と同時に現場に根差した丁寧な作業が欠かせない。今回はこれまでの検討の経緯をご報告するとともに、ご参加の皆様と「頻繁な昼夜遷移が生じない夜勤・交代制勤務」を掘り下げたい。