[KR8-2] 諸外国の看護職のシフト表を見てみたら
基本となる労働関連法や文化が異なる諸外国の看護師の働き方を知ることは、それがそのまま適用できないとしても、私たちの考えている「当たり前」を打破するのに大いに役立つ。発表では、 2022 年度に私が日本看護協会労働政策部からの委託を受けて実施した「諸外国の看護職の交代制勤務に関する調査」結果の一部を報告する。
今回調査したのはイギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア、ブラジルの 5 カ国である。各国の看護職提供を受けたシフト表を読み解くと、「16 時間夜勤はどこにもない」こと、日本で主流の「8 時間ずつの 3 交代制」や、「日勤 8 時間/夜勤 16 時間あるいは 12 時間ずつの 2 交代制」だけではない時間帯での働きかた、日勤と夜勤を頻繁に行ったり来たりしない働きかた、働く個人の状況に合わせた多様性のある働き方が認められている様相などが見えてきた。そうした働き方を支える組織的な工夫や、提示されていた課題も含めて報告し、日本の看護職の働き方について改めて真剣に考える機会としたい。
今回調査したのはイギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア、ブラジルの 5 カ国である。各国の看護職提供を受けたシフト表を読み解くと、「16 時間夜勤はどこにもない」こと、日本で主流の「8 時間ずつの 3 交代制」や、「日勤 8 時間/夜勤 16 時間あるいは 12 時間ずつの 2 交代制」だけではない時間帯での働きかた、日勤と夜勤を頻繁に行ったり来たりしない働きかた、働く個人の状況に合わせた多様性のある働き方が認められている様相などが見えてきた。そうした働き方を支える組織的な工夫や、提示されていた課題も含めて報告し、日本の看護職の働き方について改めて真剣に考える機会としたい。