[KR9-1-1] 看護記録に要する時間削減の効率化への取り組み~記録内容の標準化とリアルタイム記録に焦点を当てて~
<取組のきっかけ>
今から6年前の消化器病棟は,時間外勤務が年々増加し,月平均時間外が 33.7 時間になっていました。そこで,業務量調査と電子カルテのデータを利用し分析したところ、時間外業務の半数が看護記録の作成に費やされ,勤務時間内の看護記録は,リアルタイム(1 時間以内)に記載されていないことが判明しました。
<主な取組内容>
①記録内容の標準化と効率化の取り組み
入院時(疾患別)、検査、処置、手術ごとに必要な記録項目を整理し、テンプレート化とセット登録を行いました。電子カルテ上でワンクリックするだけで自動的に項目が展開するため,記録に要する時間が短縮しました。
②リアルタイム記録の普及
看護体制を二人一組で業務を行うパートナー制とし、看護実践の合間に記録を可能とすることで、リアルタイムの記録が増加し,時間外での記録が削減しました。
<結果>
2015 年度と 2018 年度比較で,「リアルタイム記録率の増加:30%→ 77%」「月平均時間外数の削減:33.7 時間→ 9.6 時間」と改善。勉強会やカンファレンスが勤務時間内に開催可能となり,モチベーションと看護の質向上に寄与することもできました。
今から6年前の消化器病棟は,時間外勤務が年々増加し,月平均時間外が 33.7 時間になっていました。そこで,業務量調査と電子カルテのデータを利用し分析したところ、時間外業務の半数が看護記録の作成に費やされ,勤務時間内の看護記録は,リアルタイム(1 時間以内)に記載されていないことが判明しました。
<主な取組内容>
①記録内容の標準化と効率化の取り組み
入院時(疾患別)、検査、処置、手術ごとに必要な記録項目を整理し、テンプレート化とセット登録を行いました。電子カルテ上でワンクリックするだけで自動的に項目が展開するため,記録に要する時間が短縮しました。
②リアルタイム記録の普及
看護体制を二人一組で業務を行うパートナー制とし、看護実践の合間に記録を可能とすることで、リアルタイムの記録が増加し,時間外での記録が削減しました。
<結果>
2015 年度と 2018 年度比較で,「リアルタイム記録率の増加:30%→ 77%」「月平均時間外数の削減:33.7 時間→ 9.6 時間」と改善。勉強会やカンファレンスが勤務時間内に開催可能となり,モチベーションと看護の質向上に寄与することもできました。