[LK5-2] 地域完結型大阪モデル
2022 年度より感染防止対策向上加算が新設され、平時から地域での感染症対策の取り組みが今まで以上に推進されることとなった。大阪市では、保健所を中心に東西南北のブロックに分け連携している。例えば、加算による連携をしている施設間での取り組みとともに、地域で COVID-19 クラスターが発生した施設に訪問し、感染対策等の指導を行ってきた。また今回、大阪府看護協会感染管理地域ネットワークの構築により連携施設以外にも ICN が各地域の施設に訪問し感染対策支援を行う機会を得た。COVID-19 の流行により社会福祉施設や老人保健施設でのクラスター発生を目の当たりにし、平時からの感染対策の重要性を再認識した。そのため、地域の身近な ICN が平時より施設等を訪問して指導を行うことは、施設毎の特性に応じた、かつ、実践可能な対策を提案し共に考えることができる。自施設だけでなく、施設の垣根を越えて活動できる ICN の環境を整備して提供し、地域の ICN 全員で地域の感染対策の底上げをできるような活動を目指している。