[SY4-2] 誤嚥性肺炎再入院予防のための、地域の介護福祉施設等との連携をはじめとした取り組みについて
地域包括ケアシステムの中で、地域の二次救急医療を担う医療機関として果たす役割は何か。当院の入院患者の疾患別分類をみると、過去 5 年の経過の中で、1 位脳梗塞で 2 位は、細菌性肺炎であったが高齢化の影響で誤嚥性肺炎が急増し逆転している。このことから、入院中の患者のケアとして嚥下機能改善や食事摂取方法の工夫などに取り組み早期退院を目指してきた。しかし、退院支援を取り組んでも誤嚥性肺炎で再入院を繰り返すことが多く、介護福祉施設からの入院は 18%であった。
千葉県習志野市にある当院は地域の施設連携を強化する一環として、38 年前から地域交流会を継続して主体的に開催してきた。このことにより受診相談が容易となり外来看護師、多職種との連携で早期受診が可能となった。課題である誤嚥性肺炎のケアの質向上のためには、地域の施設との連携は不可欠である。病院の中だけでなく、組織を超えて協力・支援を行う必要があると考え実践していることをご報告する。
千葉県習志野市にある当院は地域の施設連携を強化する一環として、38 年前から地域交流会を継続して主体的に開催してきた。このことにより受診相談が容易となり外来看護師、多職種との連携で早期受診が可能となった。課題である誤嚥性肺炎のケアの質向上のためには、地域の施設との連携は不可欠である。病院の中だけでなく、組織を超えて協力・支援を行う必要があると考え実践していることをご報告する。