日本地球惑星科学連合2014年大会

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セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-02_29PO1] 地球惑星科学のアウトリーチ

2014年4月29日(火) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、小森 次郎(帝京平成大学)

18:15 〜 19:30

[G02-P06] ハンドオーガーボーリングを用いた小学生向け出前授業

*小森 次郎1森部 達彦2高橋 暁3豊田 淳子4 (1.帝京平成大学現代ライフ学部、2.妙永山 本納寺、3.全国地質調査業協会連合会、4.横浜市道路局)

キーワード:地学教育, 夏休みの宿題, コア記載, 関東ローム, 地温, 地下水

小学生にむけた地球科学と環境学の啓発のために,豊島面(武蔵野I面)の寺院において野外での出前授業を行った.2012年の夏に行われた初回の実習は,大人4人がかりのハンドオーガー(三洋試験機社製.LS-3シリーズ)による掘削だけでも3時間を要し,全体の時間配分と講義内容の過多により失敗に終わった.そのため,参加者は土質試料の処理や記載,地下水の確認まで進むことはできなかった.
2013年夏には,ボーリングだけにテーマを集中させた.その結果,出席者はハンドオーガーの掘削,試料の記載,色調と地温の測定,および地下水の確認を経験することができた.アンケートの回答によれば,出席者と付き添いの保護者は自分の足元にある地質的・環境学的な特徴の変化と地球の長い歴史に驚きを示していた.また,多くの出席者がこの成果を夏休みの宿題として各自でまとめたとのことである.2014年にも更に講義とボーリングを展開する予定である.