日本地球惑星科学連合2014年大会

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[O-04_29PO1] 高校生によるポスター発表

2014年4月29日(火) 13:45 〜 15:15 3階ポスター会場 (3F)

高校生が気象、地震、地球環境、地質、太陽系などの地球惑星科学分野で行った学習・研究活動をポスター形式で発表します。 地球惑星科学分野の第一線の研究者と同じ会場で発表し、研究者と議論できる機会を提供します。2006年から開催しているパブリックセッションです。日本地球惑星科学連合の広報普及委員がコンビーナーです。

14:45 〜 15:15

[O04-P12] 地震波形記録を用いた解析~大森(距離)公式の検証~

*佐藤 雄亮1 (1.大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎)

キーワード:地震

【概要】
我々は大阪管区気象台の協力の元、実際の地震波形記録を入手し、研究をしている。今回は高等学校地学基礎の教科書(例:啓林館等)に掲載されている大森(距離)公式について検証する。現在のところどの教科書会社[啓林館,数研出版]でも『係数Kの値は6~8(km/s)である』と書かれている。実際にこの公式を導いた大森は『係数Kは7.42km/sが望ましい』としている。後に多くの研究者が別の目的で係数Kを調べているが、ほとんどは係数が8km/sを超えると指摘している。また、地域により係数Kの値が異なるとも言われているが定かではない。
そこで、今回は近畿地方を震源とする地震に特化して係数Kの値を求める。