14:45 〜 15:15
[O04-P12] 地震波形記録を用いた解析~大森(距離)公式の検証~
キーワード:地震
【概要】
我々は大阪管区気象台の協力の元、実際の地震波形記録を入手し、研究をしている。今回は高等学校地学基礎の教科書(例:啓林館等)に掲載されている大森(距離)公式について検証する。現在のところどの教科書会社[啓林館,数研出版]でも『係数Kの値は6~8(km/s)である』と書かれている。実際にこの公式を導いた大森は『係数Kは7.42km/sが望ましい』としている。後に多くの研究者が別の目的で係数Kを調べているが、ほとんどは係数が8km/sを超えると指摘している。また、地域により係数Kの値が異なるとも言われているが定かではない。
そこで、今回は近畿地方を震源とする地震に特化して係数Kの値を求める。
我々は大阪管区気象台の協力の元、実際の地震波形記録を入手し、研究をしている。今回は高等学校地学基礎の教科書(例:啓林館等)に掲載されている大森(距離)公式について検証する。現在のところどの教科書会社[啓林館,数研出版]でも『係数Kの値は6~8(km/s)である』と書かれている。実際にこの公式を導いた大森は『係数Kは7.42km/sが望ましい』としている。後に多くの研究者が別の目的で係数Kを調べているが、ほとんどは係数が8km/sを超えると指摘している。また、地域により係数Kの値が異なるとも言われているが定かではない。
そこで、今回は近畿地方を震源とする地震に特化して係数Kの値を求める。