日本地球惑星科学連合2014年大会

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[O-06_30PO1] 日本のジオパーク

2014年4月30日(水) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、住田 達哉(産業技術総合研究所)

18:15 〜 19:30

[O06-P36] 地球史のページをめくる音を感じるジオパーク

佐藤 操1、*佐藤 英和1三浦 剛1 (1.宮城県栗原市役所)

栗原がジオパークを目指すことになったきっかけが、平成20年岩手・宮城内陸地震でした。この地震では、奥羽山脈を構成する火山の山頂から麓まで、3000を超す、実に様々なタイプや規模の斜面の破壊運動が生じました。
内陸直下型地震。これは太古の昔から繰り返されてきた奥羽山脈での地球の営みで、ここでは自然の驚異そのものを感じることができ、大自然は動いていると感じられます。
「地球史のページをめくる音を感じる」。この意味は、地球46億年の歴史、その中で奥羽山脈は100万年~200万年の歴史しか持たない新しいもので、この間の岩手・宮城内陸地震は5年前の出来事です。ただ私たちはそれを間のあたりにし体感し、地球のものすごさを感じたはずです。
私たちは悠久の歴史のなかで間違いなく、奥羽山脈が大きく変貌しようという1ページをめくるその瞬間を手伝っています。それは説明するよりも五感に沸いてくるものなので、それを栗駒山麓ジオパーク構想では「音を感じる」という言葉で表現しています。