18:15 〜 19:30
[STT59-P10] 差分干渉合成開口レーダーによる北極域氷床の流動測定
キーワード:差分干渉SAR, 流動, 氷床, 北極域
2000年代には入り、グリーンランドやカナダ北極群島の氷床質量が急速に減少していることが衛星重力ミッションGRACEの観測から明らかになってきた(Svendsen et al. 2012, Gardner et al. 2011)。その一因として、氷床や氷流の流動速度が加速し、氷の海洋への流出量の増加が考えられる。
本研究では、衛星合成開口レーダー(SAR)データにASTER GDEMを利用した差分干渉SAR手法を適用し、北極域の氷床や氷流の流動速度を求め、流動速度の時間的な変化の有無を調べることを目的としている。
そこで、我々は、グリーンランド北西部およびカナダ北極群島エルズミア島の3地域を観測したALOS/PALSARデータに差分干渉SAR手法を適用し、氷床や氷流のSARの視線方向の46日間の変位量を求めた。講演では、これらの結果を示すとともに、3パスまたは4パス干渉SAR手法を適用し、その変動についても議論する予定である。
本研究では、衛星合成開口レーダー(SAR)データにASTER GDEMを利用した差分干渉SAR手法を適用し、北極域の氷床や氷流の流動速度を求め、流動速度の時間的な変化の有無を調べることを目的としている。
そこで、我々は、グリーンランド北西部およびカナダ北極群島エルズミア島の3地域を観測したALOS/PALSARデータに差分干渉SAR手法を適用し、氷床や氷流のSARの視線方向の46日間の変位量を求めた。講演では、これらの結果を示すとともに、3パスまたは4パス干渉SAR手法を適用し、その変動についても議論する予定である。