日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI37] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2015年5月28日(木) 11:00 〜 12:45 203 (2F)

コンビーナ:*豊田 英司(気象庁予報部数値予報課)、若林 真由美(基礎地盤コンサルタンツ株式会社)、野々垣 進(独立行政法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 情報地質研究グループ)、豊田 英司(気象庁予報部数値予報課)、村田 健史(情報通信研究機構)、寺薗 淳也(会津大学)、堀 智昭(名古屋大学太陽地球環境研究所 ジオスペース研究センター)、大竹 和生(気象庁気象大学校)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)、座長:豊田 英司(気象庁予報部数値予報課)、若林 真由美(基礎地盤コンサルタンツ株式会社)

11:30 〜 11:45

[MGI37-19] 過去の台風経路データに基づく台風移動速度モデルの構築

*中野 慎也1伊藤 耕介2鈴木 香寿恵1上野 玄太1 (1.統計数理研究所、2.琉球大学理学部)

キーワード:台風, 熱帯低気圧, ガウス過程回帰, 空間統計

台風の動きは主に背景の大域的な風速場に支配されるため,台風の軌道はその風速場の変動に対応して変動しうる.台風は東アジア地域において甚大な自然災害を引き起こす要因の一つであるため,このような軌道パターンの変動を評価しておくことは重要であると考えられる.そこで,過去60年分の台風軌跡データに対して,ガウス過程回帰を適用することにより,季節変動や長期変動の効果も考慮した台風移動速度分布モデルを構築した.本講演では,方法の概要について紹介し,現状の問題点を議論する.