16:15 〜 16:30
[HSC24-01] 国際的な防災の枠組における地理空間情報技術の位置づけ
キーワード:国連防災世界会議, ポスト兵庫行動枠組, 国連国際防災戦略, 地理空間情報
第3回国連防災世界会議(WCDRR)が2015年3月14日から18日まで仙台市で開催された。WCDRRは国際的な防災戦略を議論する国連主催の会議で、これまで第1回は1994年に横浜で、第2回は2005年に兵庫で開催された。第2回会議では2005年から2015年までの国際社会における防災活動の基本指針である兵庫行動枠組(HFA)が策定された。今回の会議では、現行のHFAの後継枠組が策定されるとともに、わが国にとっては東日本大震災の被災地の復興状況や防災に関する経験、知見を世界に発信し、国際貢献を行う重要な機会であり、政府、地元自治体、学界、関係民間団体、NPOなど、防災分野の関係者が総力を挙げて取り組んだ。
地理空間情報及びその関連技術が防災に大きな役割を果たすことは論を待たないが、これまで地理空間情報コミュニティが国際的な防災戦略の議論に積極的に参加することはなく、その結果、現行のHFAにおいてはこれらの重要性はほとんど触れられていなかった。
本発表では、第3回国連防災世界会議に向けた準備プロセスにおいて、地理空間情報コミュニティがどのような活動を行ってきたか、その結果、HFA後継枠組みではどのように位置づけられたか、また、今後の防災戦略の推進にどのような役割を果たしていくかを報告する。
地理空間情報及びその関連技術が防災に大きな役割を果たすことは論を待たないが、これまで地理空間情報コミュニティが国際的な防災戦略の議論に積極的に参加することはなく、その結果、現行のHFAにおいてはこれらの重要性はほとんど触れられていなかった。
本発表では、第3回国連防災世界会議に向けた準備プロセスにおいて、地理空間情報コミュニティがどのような活動を行ってきたか、その結果、HFA後継枠組みではどのように位置づけられたか、また、今後の防災戦略の推進にどのような役割を果たしていくかを報告する。