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[HSC24-03] プロボノによる災害情報後方支援の必要性と課題
キーワード:災害情報, 後方支援, ICS, GIS, SNS
2014年の広島土石流災害でもプロボノによって災害情報後方支援が行われ、多くのサイトが立ち上がった。東日本大震災でも同様であるが、プロボノによって提供される情報は迅速であるがゆえに精度の保証ができないという課題などが指摘されている。例えば、GISの情報の場合、OSMで提供される情報がどこまで使用できるのか、事前に十分な検討が必要である。災害時の指揮系統を一元化するICS(Incident Command System)が導入されていない我が国にとって、プロボノの活動をソーシャルキャピタルのガバナンスで管理しなければならないのが現状である。このような現状にあって、2014年より、東日本大震災で発災直後から活動した60団体の中間支援組織による協働型災害訓練にICSを導入し、災害支援活動を管理し、行政との連携は関係者会議で行うようなスキームを構築してきた。本報告では、協働型災害訓練の活動の紹介を行い、GISを含めた災害情報後方支援の中でプロボノが果たす役割につき問題提起することを目的とする。