[M-IS34] 2016年熊本地震および関連する地殻活動

[MIS34-P02] 平成２８年（２０１６年）熊本地震 ー詳報ー

*鎌谷 紀子¹、山田 尚幸¹、石垣 祐三¹、武田 清史¹、黒木 英州¹、髙濱 聡¹、森脇 健¹、山本 麦¹、上田 満治¹、山内 崇彦¹、田中 美穂¹、小松 陽子¹、迫田 浩司¹、廣田 伸之¹、菅ノ又 淳一¹、川合 亜紀夫¹、森田 裕貴¹、案浦 理¹、西前 裕司¹、青木 重樹¹、古謝 植之¹、中村 浩二¹、青木 元¹、橋本 徹夫¹ (1.気象庁地震火山部)

キーワード：熊本地震、DD法、震源過程解析、バックプロジェクション解析、長周期地震動、地震情報

2016年4月14日21時26分に熊本県熊本地方の深さ11kmでM6.5の地震（最大震度７）が発生し，その28時間後にM7.3の地震（最大震度７）が発生した。続けて大分県中部でM5.7（参考値），約1時間半後には熊本県阿蘇地方でM5.9（最大震度５強）の地震が発生するなど，地震活動域は熊本県から大分県にかけての広い範囲にわたり，最大震度５弱以上の地震だけでも18回発生した（2016年5月5日現在）。気象庁は，この一連の地震活動につき「平成２８年（２０１６年）熊本地震」と命名した。

本ポスターでは，熊本県から大分県にかけて活発化した，一連の地震活動に関する気象庁の解析結果の他，気象庁が発表した情報について報告する。
（予稿については別発表「平成２８年（２０１６年）熊本地震について」も参照。）

（謝辞）
本研究には，地方公共団体及び国立研究開発法人防災科学技術研究所（NIED）から提供された震度計観測データの他，大学やNIED等関係機関からの地震観測データを文部科学省と協力して整理したもの及び2016年熊本地震緊急観測グループのオンライン臨時観測点（河原、熊野座）のデータを使用させていただきました。