[AHW20-P11] 琵琶湖東岸における水素・酸素安定同位体比の高度効果と水質特徴
キーワード:酸素安定同位体比、水素安定同位体比、高度効果
降水中の水素・酸素安定同位体比には高度効果があることが知られている。また,季節変動と地域による差があることも分かってきている。
流域の水の流動を把握するにあたり、同位体比はトレーサーとして有用ではあるが、その地域のより確かな高度効果を把握することは涵養域を推定するうえで重要である。
本研究では、琵琶湖東岸の地下水及び栄養塩類の流れを把握するにあたり、安定同位体比の高度効果の確認を行った。
夏季と冬季(2017年7月,12月)に芹川上流域の沢水の採取及び分析をした結果、酸素安定同位体比の高度効果は-0.15~-0.13‰/100mであった。
また、同時に高度効果の相関ラインから外れる水も確認され、それらの水質は同様の傾向を示し、異なる水文プロセスの存在も示唆された。
流域の水の流動を把握するにあたり、同位体比はトレーサーとして有用ではあるが、その地域のより確かな高度効果を把握することは涵養域を推定するうえで重要である。
本研究では、琵琶湖東岸の地下水及び栄養塩類の流れを把握するにあたり、安定同位体比の高度効果の確認を行った。
夏季と冬季(2017年7月,12月)に芹川上流域の沢水の採取及び分析をした結果、酸素安定同位体比の高度効果は-0.15~-0.13‰/100mであった。
また、同時に高度効果の相関ラインから外れる水も確認され、それらの水質は同様の傾向を示し、異なる水文プロセスの存在も示唆された。