日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-DS 防災地球科学

[H-DS10] 津波とその予測

2018年5月24日(木) 13:45 〜 15:15 105 (幕張メッセ国際会議場 1F)

コンビーナ:山本 近貞 直孝(防災科学技術研究所)、今井 健太郎(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)、対馬 弘晃(気象庁気象研究所)、座長:藤井 雄士郎山中 悠資

14:15 〜 14:30

[HDS10-20] 波源の不確実性を考慮したメキシコ沿岸部の津波伝播計算

*宮下 卓也1森 信人1 (1.京都大学防災研究所)

キーワード:津波

本研究では,確率津波モデルを用いて,メキシコ沿岸部に到達する津波高の不確実性評価を行った.確率津波モデルとは,確率的にすべり分布を作成し,作成したすべり分布から初期水位(確率津波波源)を複数求め,これらの確率津波波源を用いて津波伝播計算を行う一連の過程である.メキシコ沿岸に仮想観測点を設け津波高を出力し,最大津波高とすべり分布の相関性について考察した.仮想観測点において予測津波高さおよび津波到達時間にばらつきがみられ,すべり分布の違いが想定値に大きく影響を与えることがわかった.