日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-01] これからの高校における地球惑星科学教育―「地理総合」と「地学基礎」―

2018年5月20日(日) 09:00 〜 10:30 103 (幕張メッセ国際会議場 1F)

コンビーナ:秋本 弘章(獨協大学経済学部)、田口 康博(千葉県立銚子高等学校)、小林 則彦(西武学園文理中学高等学校、共同)、尾方 隆幸(琉球大学島嶼防災研究センター)、座長:秋本 弘章(獨協大学)、田口 康博(千葉県立銚子高等学校)

10:05 〜 10:20

[O01-04] 「地理総合」と「地学基礎」の連携

★招待講演

*田中 義洋1松本 至巨1 (1.東京学芸大学附属高等学校)

キーワード:地理総合、地学基礎、連携

高等学校の「地理」と「地学」は、従来から取り扱い方が異なるものの、内容の一部が重複している。例えば、地形や気候に関して「地理」では人間生活との関わりを、「地学」では形成過程や原理を中心に扱っているが、明らかに両科目で扱っている内容は重複している。
今後、このように重複する部分について、両科目の特性を生かしながらどのように取り扱うべきかを検討する必要があると考えられる。すでに自然環境と防災など共通に取り扱っている内容もあり、生徒が学んだことを将来生かせるように身につけてもらうためには、両科目の教員間の連携・調整が必要である。
今回の発表では、現在「地理A」および「地学基礎」を併置している本校において、取り扱う内容をどのように連携・調整しているかを報告し、今後よりよい指導に向けてどのように行っていくべきかを提案したい。