日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG43] 気候変動への適応とその社会実装

2019年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:石川 洋一(海洋研究開発機構)、渡辺 真吾(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、大楽 浩司(防災科学技術研究所)

[ACG43-P03] 気候変動に伴う全国の砂浜消失将来予測とそ不確実性評価

*有働 恵子1武田 百合子1 (1.東北大学災害科学国際研究所)

キーワード:砂浜消失、土砂収支、海面上昇、土砂生産量

砂浜は防災・環境・利用のすべての機能を持ち合わせた重要な空間であるが,世界各地で海岸侵食が報告されている.我が国では,戦後の高度経済成長期の国土開発により急速な海岸侵食が生じ,現在も海岸侵食問題は解決していないが,将来はさらに気候変動に伴う海面上昇や台風巨大化の影響が危惧されている.本研究は,過去の海岸侵食について流砂系全体の土砂諸量データを用いて定量的に総括するとともに,将来の気候変動に伴う砂浜消失について不確実性とともに評価する.