日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS06] ジオパーク、ジオサイト、石造文化財の保存修復:風化プロセスとダメージアセスメント

2019年5月30日(木) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:小口 千明(埼玉大学大学院理工学研究科)、藁谷 哲也(日本大学大学院理工学研究科)、目代 邦康(東北学院大学)、Magdalini Theodoridou(School of Engineering, Cardiff University)

[MIS06-P03] 巨大な斜面変動の痕跡を保存する意義

*目代 邦康1佐藤 英和2 (1.日本ジオサービス株式会社、2.栗駒山麓ジオパーク推進協議会)

キーワード:巨大地すべり、ジオパーク、地質遺産の保護

日本列島は山地地形が多く,そこでの自然災害も多い.山地における斜面形成過程を,非専門家に伝えるためには,地すべり・崩壊の可視化が必要となる.栗駒山麓ジオパークでは,大規模地すべり地形の保全と教育や情報発信の活動をこれまで行ってきた.地すべりという斜面災害の原因となる現象を保全するためには,対象となるものの科学的な理解とともに関係者の自然観の再構築が必要となる.