セッション情報
[J] 口頭発表
セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-CG 宇宙惑星科学複合領域・一般
[P-CG26] アルマによる惑星科学の新展開
コンビーナ:長谷川 哲夫(自然科学研究機構 国立天文台)、武藤 恭之(工学院大学 教育推進機構)、飯野 孝浩(東京大学情報基盤センター)、下条 圭美(国立天文台)
アタカマミリ波サブミリ波干渉計(アルマ)は2011年に科学観測を始め、2014年からは長基線観測も開始された。アルマは、その高い感度と撮像能力によって、星・惑星形成の現場や太陽系天体の観測において、本質的に新しい情報を我々にもたらしている。例えば、惑星の形成現場である原始惑星系円盤の観測では、リング状構造が多くの天体に存在していることや、太陽系の惑星の存在位置に対応する、数天文単位スケールでの構造が見つかってきている。また、太陽系天体の観測においては、タイタンや冥王星等の大気における多様な分子群・同位体比の検出や、連続波多波長観測によるガス惑星の大気構造トモグラフィなど、アルマの高感度・高空間分解能を活かした成果が上がっている。サイクル4からは、太陽観測機能もコミュニティに公開され、例えば、プラズモイドの物理状態を定量的に調べられるようになるなど、太陽研究においても新しい展開を迎えている。本セッションでは、昨年度に引き続き、アルマがもたらした惑星科学の様々な分野の研究成果を概観し、観測と密接に関係する理論的・実験的研究の成果も含め、これからの展開を包括的に議論する。
[PCG26-07] ALMA Observations of Titan’s Dynamic Atmosphere into the Post-Cassini Era
★Invited Papers
*Alexander E Thelen1、Martin A Cordiner1、Conor A Nixon1、Steven B Charnley1、Zbigniew Kisiel2、Patrick G J Irwin3 (1.NASA Goddard Space Flight Center、2.Polish Academy of Sciences、3.University of Oxford)
Discussion (12:10 〜 12:15)