日本地球惑星科学連合2021年大会

出展者情報

綵理舎

 
放散虫をデザインしたレース編み雑貨
放散虫とはプランクトンの一種で、古生代から現在まで海洋に生息しています。アメーバのような単細胞生物でありながら硬質な骨格を形成し、その形は実に多様です。珪酸(SiO2)の骨格を作るものは化石として残りやすく、時代による形の違いが大きいため、地層の年代を知るのに役立ちます(示準化石)。大きさは0.1 - 0.5mmほどです。

放散虫の骨格を顕微鏡で見ると、最近のものは透明、古くなるほど白濁したガラス細工のような、精緻で美しいものです。その形と光沢をレース編みで表現して、日常に使える雑貨をデザイン・製作しています。


 
作品
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使用例




試作品

 
オンラインショップ

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デザイン・製作
水垣桂子:博士(理学)

1984 - 1985 名古屋大学で中生代放散虫を研究
1986 - 2018 地質調査所(2001より産業技術総合研究所)で地熱地質を研究

放散虫関係の論文*
1) 水垣桂子 (1985) 浜名湖北西地域の秩父系に産する放散虫化石。瑞浪市化石博物館研究報告、12、171-182。
2) 水垣桂子 (1987) 紀伊半島東部礫浦の礫岩(四万十累層群)中の中生代放散虫化石。名古屋大学総合研究資料館報告、3、19-69。
*オンライン公開はされていません。PDFをご希望の方はTwitter(DM開放)または綵理舎のお問い合わせフォームにてご連絡ください。