日本地球惑星科学連合2021年大会

出展者情報

SPring-8/SACLA 高輝度光科学研究センター

SPring-8/SACLA 高輝度光科学研究センター

 
◆出展内容

今回の出展では、放射光を用いた様々な計測とそれに基づく学術研究の成果、産業利用の実例を紹介するとともに、SPring-8とSACLAの利用方法をご案内します。
SPring-8およびSACLAについて、ご利用相談・問い合わせ等がありましたら下記にご連絡ください。
【問い合わせ先】 (公財)高輝度光科学研究センター 利用推進部 普及情報課
e-mail:jasri-event@spring8.or.jp
 
◆SPring-8について
 
 
◆研究成果(プレスリリース)

地球コアに大量の水素 〜原始地球には海水のおよそ50倍の水〜
  ーマイクロX線回折(BL10XU) 
世界をリードする超高圧高温実験と微小領域化学組成分析により、地球形成期の超高圧下(約50万気圧)でおきた、コア−溶融マントル間の水素の分配の決定に世界で初めて成功しました。その結果、当時地球に存在した水の9割以上が水素としてコアに取り込まれたことがわかりました。

隕石中に閉じ込められたCO2に富む液体の水を世界で初めて発見
  ーX線ナノCT(BL47XU)
 
炭素質コンドライトと呼ばれる隕石(サッターズミル隕石: Sutter's Mill)の中に、大型放射光施設SPring-8のX線ナノCTおよび低温下での透過型電子顕微鏡を用いた分析により、鉱物中に閉じ込められた二酸化炭素(CO2)に富む液体の水(CO2に富む流体包有物)を世界で初めて発見しました。この流体包有物は太陽系形成時のCO2を含む氷に由来すると考えられます。

40億年前の火星の岩石から有機窒素化合物を検出(トピック)
  ー軟X線吸収分光(BL27SU)
 
40億年前の火星の岩石(火星隕石)が、生命活動にも関わる有機窒素化合物を保存していることを、JAXA宇宙科学研究所・JAMSTEC・東京工業大学・高輝度光科学研究センターなどの研究チームが発見しました。大型放射光施設SPring-8のビームライン(BL27SU)を用いた最新の化学分析により、この有機窒素化合物が40億年前の火星のものである可能性が高いと結論付けました。
 
◆SPring-8/SACLA利用申請等について

SPring-8について SPring-8 User Information
SACLAについて  SACLA User Information