日本地球惑星科学連合2021年大会

出展者情報

日本地球化学会

日本地球化学会

日本地球化学会について
日本地球化学会は1953年に発足した地球化学研究会に端を発し、1963年に日本地球化学会と名称を改め、2017年11月から一般社団法人 日本地球化学会として再出発し、現在に至っております。1966年から欧文誌Geochemical Journalを、1967年から和文誌 地球化学を発刊しました。1994年には会員数が1000名を超え、2003年にくらしき作陽大学で、2016年にパシフィコ横浜でGoldschmidt Conferenceを主催し、Geochemical SocietyEuropean Association of Geochemistryと肩を並べる学会へと成長しました。以後毎年、Goldschmidt Conferenceの共催学会(Co-sponsor)となっております。さらに中国鉱物岩石地球化学会、韓国地質学会、中華民国地質学会(Geological Society located in Taipei)ともMOUを結び、アジア各国との連携にも力を入れております。
 
地球化学とは
地球化学は、太陽-惑星系の形成と進化、地球内部に存在する物質の構造とその進化、さらには大気圏・水圏を含む地球表層や生命の誕生と進化などを「化学」を用いて探求する学問分野です。地球化学は、元素、同位体、化学種の存在度、分布、移動、変化を空間的あるいは時間的に取り扱い、それらを支配する法則や原理を見つけだすことにより、地球や太陽系の様々な現象の解明を目指しています。隕石や月試料などの地球外物質を対象とする宇宙化学も含めて地球化学と呼びます。
対象とする物質は、固体地球や惑星を構成する岩石や堆積物、隕石、大気、海水や陸水、火山ガスや熱水、生物など、天然に存在する物質すべてと、合成や実験によって得られた試料です。また、これらの化学データに基づいた数値シミュレーションも行っています。
近年は、人類活動による二酸化炭素の放出や海洋汚染など様々な環境問題が発生しています。化学的データに基づいて、現在の地球における物質循環と過去からの地球環境変遷を明らかにすることによって、環境問題に取り組むのも地球化学の重要な課題です。
 
2021年度 日本地球化学会第68回年会のお知らせ
基盤セッションの研究発表はオンラインで行います。国内感染状況から対面開催が実施できると判断した場合は、特別セッションの研究発表を中心として、例年より小規模な対面集会を弘前大学において開催します(ハイブリッド開催)。国内感染状況が深刻な場合、フルオンライン開催とします。
ウェブサイトhttps://www.geochem-conf.jp/
 
・日程(予定)
ウェブ上の討論9月1日(水)-9月15日(水)
オンライン(Zoom)9月6日(月)・7日(火)・8日(水)
夜間小集会(Zoom)9月7日(火)
対面会場 9月9日(木)・10日(金) 於 弘前大学
総会・授賞式・受賞講演 9月9日(木)午後
総会はオンライン開催、授賞式・受賞講演はオンライン配信
閉会式(Zoom) 9月21日(火)

・講演申し込み・講演要旨・発表資料・討論
講演申し込みと要旨提出の受付期間は、例年並みの6月中旬から7月中旬です。8月25日にHPに掲載する発表資料(pdf)提出を締め切り、9月1日には発表資料(pdf)をHP公開し、9月1-15日の期間にウェブ上で討論していたく予定です。

・基盤セッション
オンライン発表とします。以下は昨年のセッション名ですが、本年も同じようなセッション数にまとめる予定です。
G1: 大気とその境界面における地球化学
G2: 環境地球化学・放射化学
G3: 海洋の地球化学
G4: 初期地球から現在までの生命圏の地球化学
G5: 古気候・古環境解析セッション
G6: 宇宙化学:ダストから惑星、生命へ
G7: 素過程を対象とした地球化学
G8: 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
G9: 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦

・特別セッション
対面での発表を実施します。
S1 地球環境と生元素循環
S2 北日本におけるグローカル地球科学総合研究
S3 環境放射能研究の最前線:再処理工場の稼働と環境放射能研究
S4 地球化学の温故知新
クイズラリーに参加しています!
クイズラリーの正解は、年会ウェブサイトの「セッション構成一覧」から特別セッションの概要をご覧になると分かります!

・総会・授賞式・受賞講演
オンライン開催とします。

・参加費
一般会員 3000円 一般非会員 5000円
学生会員 1500円 学生非会員 3000円
ハイブリッド開催・フルオンライン開催、いずれの場合も同額です。

・問い合わせ先
2021年度日本地球化学会第68回年会事務局
E-mail: 2021LOC@geochem.jp(準備中、@を半角にして送信下さい)
野尻幸宏(委員長)、折橋裕二(年会幹事)赤田尚史、田副博文、野田香織、堀内一穂(以上弘前大)、渡邉修一(海洋研究開発機構)、福山繭子(秋田大)、平野直人(東北大)、平田岳史(東大)、北川桐香(むつ市役所)

2021年度 日本地球化学会ショートコースのお知らせ
  本年度の地球化学年会に先立ちまして,ショートコースを下記の通り開催します。

【日程】
7/17 (土) 9:00-12:30
(申込開始 6/17 (木) 9:00)

【website】 
https://gsjevent.s2y.jp/2021/

【開催形式】
オンライン (Zoom)
参加申込者には,前日にzoomのリンクをお送りします。

【参加費】
会員無料 (非会員1000円)

昨年に引き続き,オンライン開催となります。昨年は84名という沢山の方にご参加頂き,アンケートでは多くのご好評のお声を頂きました。

今年は,尾﨑和海先生 (東邦大), 亀山宗彦先生 (北大), 松岡萌先生 (JAXA)の3名の講師の先生をお招きし,地球化学研究の魅力を再発見・議論する充実したプログラムを企画しており,また,新たな試みとして,運営委員主体の企画も準備しています。物理的には密を避けなければならない状況が続きますが,密な時間を皆様と共有し,研究活動へのモチベーション向上に繋げたいと思っています。

地球化学会会員の皆様は無料でご参加頂けますので,ご興味のある方はぜひご参加ください。
また,非会員の皆様は,申込時に会員登録をして頂いていれば同じく無料でご参加頂けます。この機会に会員になることをぜひご検討ください。学生の皆様にはお得な学生パックを用意しています (http://www.geochem.jp/invitation/index.html)。

周囲の学生や若手研究者の方々にもぜひ広くお知らせ頂き,多くの皆様にご参加頂けると幸いです。皆様のご参加を,運営委員一同お待ちしています。

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2021年 日本地球化学会 ショートコース運営委員会
橋口 未奈子 (名大)・安藤 卓人 (島根大)・鹿児島 渉悟 (富山大)・窪田 薫 (神戸大)・八田 真理子 (JAMSTEC)・日比谷 由紀 (JAMSTEC)・山田 明憲 (豊島電気)・服部 祥平 (東工大)
E-mail: GSJ2021Event@gmail.com

 
Geochemical Journal
Geochemical JournalGeochemical Journal は日本地球化学会が編集する地球宇宙化学がカバーするあらゆる分野の研究成果を対象とする英文学術誌です.この分野における世界のリーディングジャーナルとして研究成果を迅速に世界に発信します.

Geochemical Journal論文はアクセプトからおよそ3ヶ月以内で出版され,Web of Science等の主要な抄録サービスにも登録されています。
Geochemical Journalに投稿されるすべての論文は,国際性豊かなGeochemical Journal編集委員が迅速に対応,査読を行います.ぜひ,Geochemical Journalにご投稿ください。
最新号目次
アーカイブ
Editor's Choice 論文
編集委員会が,内容が際だっていると判断するEditor's Choice論文を毎号1編選定し,web上でfree-access*としています .ご自身の研究成果を世界へ広く発信できます.
最近のオープンアクセス論文
上記free-access は,Editor's choice論文に限らずとも、著者の希望により一定金額の負担での利用が可能です.是非,ご活用下さい.
電子投稿サイト
投稿規定
 
Geochemical Journalが完全オープンアクセスジャーナルになります
Geochemical Journalは,長年にわたってテラ学術図書出版から出版・販売をしてまいりましたが,今年末をもってテラ学術図書出版との契約を終了し,2022年1月からJ-Stageを利用して,学会が出版する体制に変わります。これまで、全面的に協力いただいたテラ学術図書出版には深く感謝を示したいと思います。

今回の一番大きな変更はGeochemical Journalが完全オープンアクセスジャーナルに生まれ変わることです。世界中のすべての方がGJの論文を閲覧,ダウンロードすることができるようになります。今までより,より多くの方にGJの論文が見られると期待できます。 それに伴って,著者には論文出版のための費用(Article Processing Charge; APC)がかかります。当初のAPCは,科研費や学会からの支援を継承することで、現状のオープンアクセス金額程度を維持する努力をし,数年かけてGJの経営的な自立を目指します。APCに関しては学生への支援や特集号割引など様々な割引を計画しています。 アクセプトされた論文は版組前の早期公開や,版組後もできるだけ早期の公開を行います。それにより,アクセプトされてから公開までがこれまでより数週間から数ヶ月早くなります。

4月の臨時理事会で,J-Stageを利用して,学会が出版する体制に変わる方針が承認され,その準備を会長の下に昨年末に発足したGJ出版社検討WGにて行っております。新たに制作するHPでは,論文のリンクをクリックすると,J-Stageの該当論文情報に飛ぶように設定することを考えている他,これまでとは異なる新しい企画を考えております。また,論文の版組,ファイル作成などの作業は出版会社に委託します。現在対応業者の選定,委託業務の調整を行っております。

これまでよりますますGeochemical Journalの閲覧,論文の購読,引用をしていただくよう,編集長はじめ,編集委員会,GJ出版社検討WGにて準備をして参ります。リニューアルしたGeochemical Journalにぜひご期待ください。 今後とも、Geochemical Journalにご理解、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

鈴木勝彦 Geochemical Journal編集長
鍵 裕之 日本地球化学会会長

GJ出版社検討WG
鍵裕之,南雅代,浅原良浩,小畑元,鈴木勝彦,高橋嘉夫,山本鋼志
 
会員募集:学生パック拡充のお知らせ
 地球化学会ではこれまで学生に対して、2ヵ年一括で会費を納めることにより、会費を割り引く学生パック制度を運用してきました。
この度、従来の学生パックを学生2年パックとし、新たに3ヵ年一括で会費を納める学生3年パックを創設し、この制度をより多くの学生が利用できるよう拡充いたしました
 今後は、学生は、2年分の会費、または3年分の会費を一括で納入しようとする場合には、それぞれ1回に限り、会費を7,000円(学生2年パック)、または9,000円(学生3年パック)とします
利用方法の例として、修士課程1年の8月より学生2年パックで入会し、博士課程1年の8月から学生3年パックを利用すると大学院生の間、割引きされた会費で学生会員になることができます。また、学部4年生の8月より、学生3年パックで入会すると修士課程修了まで割引きされた会費で学生会員になることができます。
 パックの期間を残し、修了等により社会人となった場合も、会員種別変更の手続きをした後、残りの期間は正会員として活動できます。

詳しい入会・会員に関する情報
http://www.geochem.jp/invitation/reg.html
不明な点などありましたら、日本地球化学会会員幹事(member@geochem.jp)までお問い合わせください。