日本地球惑星科学連合2021年大会

セッション情報

[E] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境

[A-AS03] 台風研究の新展開~過去・現在・未来

2021年6月3日(木) 17:15 〜 18:30 Ch.02

コンビーナ:金田 幸恵(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、和田 章義(気象研究所台風・災害気象研究部)、宮本 佳明(慶應義塾大学 環境情報学部)、伊藤 耕介(琉球大学)

2019年には、「令和元年房総半島台風(令和元年第15号台風)」、「令和元年東日本台風(令和元年第19号台風)」と、顕著な災害をもたらした台風として43年ぶりに命名を受けた2台風が立て続けに関東に上陸した。2020年には令和2年第10号台風が、強い勢力を保ったまま日本に接近して大きな注目を集めた。このように、台風は、それに伴う大雨・暴風・高潮・高波により、日本をはじめとする各国の社会経済に大きなインパクトを与えうる。地球温暖化による海面水温の上昇に伴って、さらに強い台風が日本の大都市といった中緯度の人口過密域まで北上してくる可能性もある。したがって、台風の進路・強度・降水に関わる現象の理解や予測の高度化は、地球惑星科学上の重要な課題である。
台風研究は、機械学習といった新しい手法から、大規模アンサンブルシミュレーション、台風をターゲットとした次世代衛星観測や航空機観測により、時間スケールを問わず現在・過去・未来へと幅広く進展しつつある。本セッションでは、台風をはじめとする熱帯低気圧に関わる幅広いトピックについて発表を募集し、今後の台風研究の方向性を探る。

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