日本地球惑星科学連合2021年大会

セッション情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-AG 応用地球科学

[M-AG38] 福島原発事故から10年:放射性核種の環境動態

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.09 (Zoom会場09)

コンビーナ:津旨 大輔(一般財団法人 電力中央研究所)、恩田 裕一(筑波大学アイソトープ環境動態研究センター)、北 和之(茨城大学理学部)、高橋 嘉夫(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、座長:恩田 裕一(筑波大学アイソトープ環境動態研究センター)、津旨 大輔(一般財団法人 電力中央研究所)

東日本大地震および津波の発生を契機として起こった東京電力福島第一原子力発電所事故から10年が経過した。事故によって環境中に放出された放射性核種は、地表面に沈着した放射性核種の大気への再飛散や、放射性核種の吸着した土砂の海洋や河川湖沼への移動、森林・農作物、陸・海洋生物への移行など、地球環境中でさまざまな循環・相互作用が進行している。さらに、原発から放出されたセシウム濃集粒子について、近年多くの研究がなされ、炉内で起きた現象の解析やこの粒子の環境中での移行について多くの研究がなされつつある。これら放射性核種の環境動態を理解し汚染の長期的な影響予測を行なうため、さらには一般化によってグローバルマイグレーション学として発展させるため、本セッションでは、地球環境科学の多くの分野に、放射化学や放射線計測技術などを加えた分野横断的な議論を行う。10年間の研究活動の総括を行い、次の10年に向けた分野横断的な研究課題についての議論を深める場としたい。

14:00 〜 14:15

*北 和之1、林 奈穂1、唐 鵬1、畑中 恒太郎1、木名瀬 健2、足立 光司2、財前 祐二2、石塚 正秀5、古川 純3、羽田野 祐子3、末木 啓介3、恩田 裕一3、二宮 和彦4、篠原 厚4、豊田 栄6、山田 桂太6、吉田 尚弘6、佐藤 志彦7、五十嵐 康人8 (1.茨城大学理学部、2.気象研究所、3.筑波大学、4.大阪大学、5.香川大学、6.東京工業大学、7.日本原子力研究開発機構、8.京都大学)

×

認証

×

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン
» 出展者の方はこちら