[U-14] 変動する地球に生きるための素養を育む地球教育の現状と課題

2021年6月5日(土) 15:30 〜 17:00 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:市川洋、中井咲織(京都光華女子大学こども教育学部こども教育学科)、熊谷英憲(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、西弘嗣(東北大学学術資源研究公開センター東北大学総合学術博物館)、座長:市川洋(なし)

日本学術会議地球惑星科学委員会地球惑星科学人材育成分科会は、地学・地理学初等中等教育検討小委員会での審議結果を踏まえて、提言「初等中等教育および生涯教育における地球教育の重要性：変動する地球に生きるための素養として」を取りまとめ、2020年6月23日に日本学術会議ウェブサイトで公開した。この提言では、災害が頻発する日本列島に住むすべての人々が「変動する地球に生きるための素養」を身につけるためには、（１）学校教育の中で｢自然を学ぶ学習｣を強化し、（２）生涯で「変動する地球に生きるための素養」を身につける機会を増強する必要のあることを指摘している。教員養成等にかかわる複雑で多岐にわたる諸問題について検討するために2019年5月に設置された教育検討委員会教員養成等検討WGは、この提言を受け、地球教育を担う地学・地理学分野の初等中等学校教員の養成・採用制度や知識・技能の自己研鑽などに関し、その現状と課題についての議論を深めることを目的として、本セッションを開催する。