日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG39] 北極域の科学

2021年6月4日(金) 10:45 〜 12:15 Ch.11 (Zoom会場11)

コンビーナ:中村 哲(北海道大学大学院地球環境科学研究院)、小野 純(海洋研究開発機構)、島田 利元(宇宙航空研究開発機構)、両角 友喜(北海道大学 大学院農学研究院)、座長:中村 哲(北海道大学大学院地球環境科学研究院)、Jun Ono(海洋研究開発機構)、両角 友喜(北海道大学 大学院農学研究院)、島田 利元(宇宙航空研究開発機構)

10:45 〜 11:00

[ACG39-07] PAWCs(北極海-大気-植生-凍土-河川系における水・物質循環の時空間変動)プロジェクト

★招待講演

*檜山 哲哉1、朴 昊澤2、佐藤 友徳3、水落 裕樹4、伊藤 昭彦5、市井 和仁6、飯島 慈裕7 (1.名古屋大学宇宙地球環境研究所、2.海洋研究開発機構北極環境変動総合研究センター、3.北海道大学地球環境科学研究院、4.産業技術総合研究所地質調査総合センター、5.国立環境研究所地球環境研究センター、6.千葉大学環境リモートセンシング研究センター、7.三重大学生物資源学研究科)

キーワード:大気水循環、陸域水循環、温室効果ガスフラックス

北極海氷縮小と永久凍土荒廃を考慮に入れ、環北極陸域における過去から現在にいたる大気-陸域水循環・植生状態・湛水状態の時空間変動を定量評価し、温室効果気体の放出・吸収量の時空間変動を明らかにすることを目的としたPAWCsプロジェクトの進捗状況を紹介する。特に、起源別の水の動きを追跡する水循環統合モデルで得られた結果と、衛星リモートセンシングデータを活用した湛水域時系列マップの作成状況について紹介する。湛水マップは湿原起源メタン放出量評価の高度化に利用される予定である。