日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG43] 地球環境科学と人工知能/機械学習

2021年6月3日(木) 15:30 〜 17:00 Ch.06 (Zoom会場06)

コンビーナ:冨田 智彦(熊本大学大学院 先端科学研究部)、細田 滋毅(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、福井 健一(大阪大学)、小野 智司(鹿児島大学)、座長:細田 滋毅(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、冨田 智彦(熊本大学大学院 先端科学研究部)

15:30 〜 15:50

[ACG43-07] 深層学習を用いたドップラーレーダーデータによる竜巻渦の自動識別:進捗と課題

★招待講演

*楠 研一1、石津 尚喜2、足立 透1、猪上 華子1、鈴木 修1、新井 健一郎2、藤原 忠誠3、鈴木 博人3 (1.気象研究所、2.アルファ電子、3.東日本旅客鉄道)

キーワード:竜巻、ドップラーレーダー、深層学習

近年、深層学習が多くの分野で利用されている。その一つが主として画像処理で広く使用されている畳み込みニューラルネットワーク(CNN)である。 気象研究所と東日本旅客鉄道は共同研究で、ドップラー場から渦パターンを抽出するCNNモデルを開発した。このCNNモデルの精度は、日本海沿岸の冬季の竜巻渦の検出に適用可能であり、2020年11月か現業運用されている。本発表では、モデルの基本概念と、他地域や季節、特に日本の太平洋岸の暖候季の竜巻に応用するための将来計画を紹介する。(この研究の一部は官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)の支援を受けている)