日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW23] 同位体水文学2021

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.08

コンビーナ:安原 正也(立正大学地球環境科学部)、風早 康平(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門)、大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)

17:15 〜 18:30

[AHW23-P05] 日本の河川水のd-excess値の空間分布の数値モデル

*高橋 正明1、清水 日奈子1、稲村 明彦1、森川 徳敏1 (1.産業技術総合研究所)

キーワード:河川水、d-excess値、空間分布、数値モデル

日本の河川水のδD,δ18O値の空間分布の研究は多数あり,数値モデルも示されている.空間パラメーターとして緯度,標高,年平均気温,海岸線からの距離,降水量などが用いられている.一方,d-excess値(δD–8xδ18O)の空間分布の研究もKatsuyama et al. (2015)など多数あるが,数値モデルは示されていない.これまでのd-excess値の空間分布の研究から,緯度,標高,海岸からの距離などによらないこと,中央分水嶺などの分水嶺を境に値が急激に変化することが知られている.

本発表では,「夏季」あるいは「冬季」の降水量が河川水のd-excess値の空間分布に与える影響について述べる.