09:45 〜 10:00
[AOS15-04] 急勾配斜面での波浪反射特性に関する数値的研究
キーワード：砕波、反射率、砕波形態
海浜の砕波帯は魚類仔稚の生育の場として重要な役割を果たす。本研究では、砕波帯における物理過程がそこに生育している生物に及ぼす影響把握に向けて、海浜斜面での砕波・反射等の基礎的な特性に関する数値実験を実施した。鉛直２次元の数値モデル（CADMAS-SURF）を用いて、急勾配斜面・規則波作用下での様々な波高・周期の波の砕波・反射の振る舞いを調査した。数値計算は、砕波形態としてplunging, surging, non-breakingの過程を再現した。また、斜面勾配が急になったり、波形勾配（波高と波長の比）が小さくなるほど、反射率が増加すること、さらに、規則波作用下における斜面の反射率が斜面勾配と波形勾配からなるsurf similarity parameter 0でよく関連づけられることがわかった。