日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-CG 地球人間圏科学複合領域・一般

[H-CG25] 人間の社会活動と地球惑星科学

2021年6月4日(金) 15:30 〜 17:00 Ch.15 (Zoom会場15)

コンビーナ:天野 一男(東京大学空間情報科学研究センター)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、山本 佳世子(国立大学法人 電気通信大学)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、座長:山本 佳世子(国立大学法人 電気通信大学)、天野 一男(東京大学空間情報科学研究センター)

16:30 〜 16:45

[HCG25-05] コロナ禍を踏まえた研究者の情報発信の考察: オンライン化の急速な普及は社会と研究者の関係をどう変えるか

*伊藤 昌毅1 (1.東京大学生産技術研究所)

キーワード:オンラインコミュニケーション、コロナ禍

2020年から続くコロナ禍によって、世界的にオンライン化が急激に進み、研究者においても授業、学会、様々な会議や打ち合わせなどをZoomやYouTubeなどオンラインで行うことが当たり前になった。一方で、直接顔を合わせることや現地での調査などは制限され、外部との関わり方において、研究者に求められるスキルセットも大きく変わっている。

良い点を捉えると、多くの研究者がオンライン発信技術を身に付けることで、ZoomやYouTubeなどを通してこれまで以上に積極的に情報発信が可能になった。この性質を活かして、オンライン授業のコンテンツ公開、オンラインセミナーの開催などに乗り出した研究者も少なくない。

この発表では、こうした事例を概観しながら、研究者の社会に対する情報発信がどのように変わったか、また、今後どのようにあるべきかを議論する。特に筆者自身によるオンラインイベント開催や動画作成、公開などの経験を踏まえ、こうした情報発信の可能性について検討を加える。