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[HSC05-P12] 海底水深と圧入坑井の深度に着目したCO2貯留コストに関する比較検討
キーワード:CCS、CO2貯留コスト
温室効果ガス排出実質ゼロを目指すカーボンニュートラルの達成に向けて脱炭素化の流れは加速しており、日本においても2020年10月に菅首相が2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す方針を示した。電力の安定供給を図りつつ、カーボンニュートラルを達成するためには、CCS付きの火力発電が不可欠となる。CCSの商用化に向けて、経済性が成立することが重要なポイントとなるが、CCSのコストは、CO2の排出源から貯留サイトまでの輸送距離や輸送方法、そして、貯留サイトの海底水深や圧入坑井の掘削深度などの前提条件の違いによって異なる。そこで、本検討では、貯留サイトの海底水深および圧入坑井の深度をパラメータとしてCO2貯留コストの感度分析を行い、考察した。