日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS22] ジオパーク

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.22

コンビーナ:有馬 貴之(横浜市立大学)、田所 敬一(名古屋大学地震火山研究センター)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局)、尾方 隆幸(琉球大学大学院理工学研究科)

17:15 〜 18:30

[MIS22-P01] JpGUジオパークセッションの科学的役割

*尾方 隆幸1 (1.琉球大学大学院理工学研究科)

キーワード:ジオパーク、地球科学、野外調査

日本地球惑星科学連合大会においてジオパークセッションが開催されるようになってから10年が経過した.本発表では,2012-2020年の合計185の発表(口頭89,ポスター96)を振り返り,JpGUにおいてジオパークセッションを開催する意義や課題を整理する.本セッションは,ジオパークに関する学協会共催として,地球惑星科学的資源,ジオダイバーシティ,ジオコンサベーション,ジオツーリズム,持続可能な地域振興,ガバナンス,危機管理,科学コミュニケーション,地球惑星科学教育などに関する領域横断的な話題を扱ってきた.発表されてきた研究を概観すると,教育方法の研究,アウトリーチやジオツーリズムの事例研究,ジオサイトの地球科学的研究に大別されると考えられる.その中でも,筆者は特に,日本各地のジオパークにおいて地理学(地誌学)や地質学(地史学)の基礎的な野外調査が進むことを期待したい.