日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS25] 大気電気学:極端気象に関連する大気電気現象

2021年6月6日(日) 09:00 〜 10:30 Ch.11 (Zoom会場11)

コンビーナ:芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)、王 道洪(岐阜大学)、座長:芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)、王 道洪(岐阜大学)

10:15 〜 10:30

[MIS25-06] 1995年神戸地震直前・直後に発生した震源上空の放射線ルミネッセンス

*榎本 祐嗣1、山辺 典昭1、杉浦 繁貴2、近藤 斎2 (1.信州大学 上田キャンパス Fii、2.㈱コンポン研究所)

キーワード:1995神戸地震、放射線ルミネッセンス、地震発光

1995年1月17日05:46(LT)に起きた神戸地震の直前・直後、いつもであれば暗いはずの夜空は昼間の明るさになった。目撃証言も多くある中、これを実証する写真が大阪府泉大津市在住の横田昇氏により撮影されていた。撮影された写真は全部で5枚、この写真から震源方向の上空2か所でかなり明るい発光体を確認できる。この発光体は高度0.7km-2.5kmあたりに滞留していて、そこを起点に直線状に伸びたまだら模様の筋雲が放散している。この発光・筋雲は数分間の撮影時間のあいだほとんど変化がなく、寿命が長い。他の電磁波・ラドン観測データなどを参照し、この発光体が断層から放出されたラドンの崩壊による放射線(α線、γ線)ルミネッセンス(radioluminescence)であると結論づけた。