日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS25] 大気電気学:極端気象に関連する大気電気現象

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.18

コンビーナ:芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)、王 道洪(岐阜大学)

17:15 〜 18:30

[MIS25-P07] 東南アジアにおけるエネルギー別落雷の時空間特性に関する初期解析

*赤間 俊介1、平井 周1、芳原 容英1、菊池 博史1、Amir mohamed2、Chandima Gomes3、塩川 和夫4、Michael Stock5 (1.電気通信大学、2.マレーシア・パハン大学、3.ウィットウォーターズランド大学、4.名古屋大学宇宙地球環境研究所、5.Earth Networks)


キーワード:落雷、ELF帯磁場、落雷電荷モーメント、中間圏発光現象、大気電気学、東南アジア

東南アジア域では落雷によって年間数100万ドルもの被害が発生しており,深刻な社会問題となっている.特に,該当領域における落雷エネルギーを含む詳細な電気的特性や時空間分布の導出は,雷災軽減に不可欠である.そこで本研究では,マレーシアパハン大学に設置した地上ELF帯磁場観測と雷標定システムの併用による,東南アジア域での落雷電荷モーメントを含む落雷の時空間特性の調査を行う.具体的には,Earth Networks社により捕捉された雷撃に対応するELF帯空電の磁場波形を同定し,雷撃ごとの落雷電荷モーメントQds,落雷ピーク電流,および落雷極性を導出する.本発表では,東南アジア域の落雷についてQdsを含むより詳細な時空間特性の初期解析結果を紹介する.