日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

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[O-02] 自然災害と人 ~ジオパークで地球の声に耳を澄ます~

2021年6月6日(日) 15:30 〜 17:00 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、佐野 恭平(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、郡山 鈴夏(糸魚川市役所)、横山 光(北翔大学)、座長:佐野 恭平(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、郡山 鈴夏(糸魚川市役所)、今井 ひろこ(コムサポートオフィス/和歌山大学国際観光学研究センター)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会)、横山 光(北翔大学)

15:30 〜 16:00

[O02-04] 萩ジオパークにおけるオンラインプログラム開発の成果と課題~ウィズコロナがもたらしたジオパーク活動の新たな形~

*白井 孝明1 (1.萩ジオパーク推進協議会)

キーワード:ジオパーク、オンラインツアー、ウィズコロナ、アフターコロナ

萩ジオパークでは地質巡検を始め,アウトドア体験や料理教室などの体験を重視した講座やジオツアーを計画的に展開し,参加者数は2019年度で年間のべ3000人を超えた.これらの活動はCOVID-19の影響により軒並み中止せざるを得なくなり,2020年4月以降は地元事業者への支援やウィズコロナ時代の教育及びツーリズム活動の継続を目的として,新たな手法の開発に着手した.その成果として,オンラインツアーの月1回の定期開催など,特にインターネットを活用したプログラムの本格運用に至っている.このノウハウは学校教育や住民向け学習講座,ジオガイド研修にも活かされ,全国から100人規模の参加者を受け入れる等の事業規模の拡大にも繋がっている.変動帯に位置する日本において,時に激変する状況に柔軟に対応し,変化の中から進化を見出すことの重要性を再認識した.これらの取組の過程とアフターコロナ時代に向けた課題について共有する.