日本地球惑星科学連合2021年大会

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[O-04] GIGAスクールと地球惑星科学教育:オンライン授業からの示唆

2021年6月6日(日) 09:00 〜 10:30 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:飯田 和也(駒場東邦中学高等学校)、岩田 真(広島県立大柿高等学校)、宮嶋 敏(埼玉県立熊谷高等学校)、秋本 弘章(獨協大学経済学部)、座長:浦中 翔(大阪工業大学大学院)、秋本 弘章(獨協大学経済学部)、宮嶋 敏(埼玉県立熊谷高等学校)、飯田 和也(駒場東邦中学高等学校)

09:55 〜 10:10

[O04-05] デジタルデバイスを用いた生徒による発表~GIGAスクール構想下での授業形態~

★招待講演

*竹村 英紀1 (1.学校法人城北学園)

キーワード:GIGAスクール構想、ICT、プレゼンテーション、ロイロノート、グループワーク

中学校学習指導要領(平成29年3月告示)では「⑴知識及び技能が習得されるようにすること。」「⑵思考力,判断力,表現力等を育成すること。」「⑶学びに向かう力,人間性等を涵養すること。」の三点を偏りなく実現できるようにするものと述べられている。特に昨今では、大学入試改革によって(1)の知識及び技能だけではなく、他の能力も評価する動きが強まっている。

学習指導要領の理科の項目では上記の(1)~(3)を偏りなく実現するために、「十分な観察や実験の時間,課題解決のために探究する時間などを設けるようにすること。」と書かれており、その際には「言語活動が充実するようにすること。」とある。これを達成するために、従来実験やグループワーク等、様々な取り組みが行われてきた。だが、その多くは紙媒体を用いたものであった。

GIGAスクール構想が進んできたことにより、一人一台のデバイスが整備されることとなった。これにより、従来行われていた実験やグループワークの幅が広がり、今までとは異なる形態の授業を展開することができるようになった。その一例として、デジタルデバイスを用いて観察結果をまとめ、発表を行うという授業形態の実践報告を行う。