日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P08] 阿蘇黄土の吸着力を用いたリン酸鉄(Ⅱ)リチウムイオン電池の開発

*星 歩実1、*野﨑 昊1 (1.東京都立多摩科学技術高等学校)

キーワード:阿蘇黄土、リン酸鉄(Ⅱ)リチウムイオン電池

今、リンの枯渇が世界的に問題視されている。その問題を解決するため、畑等の余剰肥料からリンを吸着し、再利用できないかと考えた。吸着は阿蘇黄土を使って行う。阿蘇黄土とは、阿蘇の山の中でとれる黄土色の土のことで、別名を「リモナイト」という。その成分の約7割は鉄分でできている。また、様々なガスや有害物質との結合性が高く、その吸着力をあらゆる分野で発揮している。阿蘇黄土でリン酸を吸着すると、リン酸と阿蘇黄土内に含まれる鉄が結合しリン酸鉄という形になる。そのリン酸鉄をリン酸鉄(Ⅱ)リチウムイオンバッテリーの正極材料として活用することが最終目標だ。第一歩として、今回は阿蘇黄土の吸着力を確かめる実験を行った。