日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P77] 嵯峨野高校校有林における大気中のラドン濃度測定 – 地震予知の可能性

*川畑 文香1、*川畑 貴裕2 (1.京都府立嵯峨野高等学校、2.大阪大学大学院理学研究科)

キーワード:演習林、森林、地震、ラドン

ラドンは、ウランやトリウムが崩壊する過程で生成される気体の放射性同位元素であるが、地震発生前には地殻変動による岩盤の亀裂増加に伴い、大気への放出量が増加すると指摘されている。
 そこで、本研究では本校校有林において、大気中のラドン濃度の変動を測定し、地震発生との関連性を明らかにすることを目指した。はじめに、トリウムやラドンを含む鉱物を用いて、ラドン濃度測定器ラドンプロフェッショナルの試験を行い、その後、風通しの良い防水容器に格納して校有林に設置した。測定は現在も継続中である。本発表では、測定結果を報告するとともに、地震との関連性について論じる