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[PCG17-06] 太陽中性子・ガンマ線分光ミッション SONGS
キーワード:超小型衛星、太陽、中性子・ガンマ線、シンチレータ、半導体光センサ
太陽におけるイオン加速機構に迫る上で、イオンと太陽大気の相互作用で生じる高速中性子は重要な観測手段であるが、これまで地上高地での観測では大気による吸収の影響で12例の検出にとどまっている。宇宙での観測は国際宇宙ステーションでのSEDA-APが2018年まで運用を続け、52例を検出することに成功したが、現在宇宙での専用観測ミッションはない状況である。我々はこの状況を打開するため、宇宙空間から観測を行うことを目指し、2018年度から3Uキューブサットと新しい中性子・ガンマ線センサの設計・開発を進めている。センサは、積層したプラスチックシンチレータを半導体光センサであるSi PMで読み出し、弾性散乱で反跳陽子の飛跡から高速中性子を検出する。さらに下部にはGAGG(Ce)シンチレータアレイを置くことでコンプトンカメラの原理でガンマ線にも感度をもつよう設計している。本発表では、科学目的とキューブサット、中性子・ガンマ線センサの開発状況について報告する。