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[PEM08-P18] スポラディックE層発生予測システムの開発:現状と今後の展望
キーワード:スポラディックE層、モデル、予測、鉛直イオン収束率
宇宙天気予報においてスポラディックE層(Es層)の発生予測は重要課題の一つである。これまでの予報では、イオノゾンデ で得られる現在のEs層観測データを基に1日後のEs層の発生予測を行なってきたが、Es層は日々変動があるため現在の状態が1日後も続くとは限らない。我々は全大気圏電離圏結合モデルGAIAを用いてEs層の発生予測方法を調べてきた。これまでの研究で、GAIAの高度 120 km付近の鉛直イオン収束率(Vertical Ion Convergence: VIC)が foEsとかなり良い相関があることを見出し、このVICを用いた予測方法を開発してきた。最近、我々のグループでは GAIA をリアルタイムで実行して、数日先までの電離圏の予測を行うシステムを開発し、試験運用を行っている。本研究ではこのリアルタイム電離圏予測システムを用いてEs 層の発生を数日先まで予測するシステムの開発とその初期結果、問題点、今後の展望などについて報告する。